2008年 11月 24日
やっと軒下を飾ることができました。 |
柿をもぎってきて剥きました。割れたり熟れてたりも在りますが売り物ではないのでかまいません。
こんなものがこの季節ホッとさせる風景で、多少の安心も与えてくれるのです。
以下蛇足です。
柿は大好きです。阿武隈では甘がきがあまり出来ません。甘がきは晩秋に一定の温度があって渋が甘くなるので温度が低いと「富有」でも甘くならない。甘柿苗を買ったのに渋柿だといって文句を言う移住者もいる。しかし干し柿にすればもっとありがたい効能があるので感謝してもいい。多分干し柿のほうが滋養になるかもしれないし。うまい干し柿が出来る寒が阿武隈にはある。さらに思うに。
干し柿は皮を剥くという行程が入る。干すという時間が入る。この作業が人の心の向きを正してくれるような気がする。軒に吊るして自画自賛するご褒美もくれる。さらには、「あーあの家も、また今年おばーちゃんが元気で干し柿をつくってる」という安心を人に与えてくれる。
干し柿の見える村は元気である。そして干し柿のある家は穏やかである。
by kerokotan
| 2008-11-24 07:33
| 食