2015年 01月 31日
遠くて近い現実 |
確認したいことがあってDVD買ってしまった。3,11以降引っかかってたことをこのドキュメンタリーでじっくり確認できた。この映画を自主上映したのフクイチが爆発する2年ほど前。今は岡山に避難移住した大工の愛ちゃんが皆に知ってもらいたいので上映会を開きたいと言いいだして皆で実行した。原発推進の3000人の村で赤字にならないよう頑張った。そのときまさか2年後に自分たちが避難当事者になるなどとは全く考えずに遠い青森の現実としてしか見てなかったのだ。
確認したかった一つは廃棄物処分はどこの自治体も今は受け入れないがお金を2倍、5倍と増やせば最後は受け入れるという東大教授の発言でした。これは前石原環境大臣がいみじくも言ってしまった「最後はお金でしょ」と同じ人生観なのだが。しかしこの東大教授がなんとあの斑目春樹氏であったのだ。また「原発は絶対安全だなんて言えませんよと」画面ではニコニコして言ってる。彼は2年後福島原発が爆発した時保安院の責任者だったのは皮肉と言うか人生は解らないものである。一方京都大の小出氏も出てて肩書は助手であった(今は助教という)。年齢は似たようなものだろうか。小出さんの発言が当たってしまったのは不幸であった。
いずれにしても未来のことは解らないが推進してることの重大性は事前に解るということだ。それを遠いどこかの出来事として済ませればいいのだが原発だけは範囲が広すぎて時間が長すぎる。
確認したかったも一つは村で頑張ってる菊池さん(今でもブログで発信中)。放射能が降ってもここで生きてゆくという重い選択。その根拠。
2月22日佐渡で「日本と原発」という河合弁護士のつくった映画の上映会をひらきますが、私はこれを未だ観てません。見てもいないものを宣伝して人に勧めるのかという言葉、善意で道理のあることです。私としては信頼する方が東京で見てきたことを信じてますが。これは観ての結果に委ねます。原発の話は重い話でできればよそ事であって欲しいが避けきれないのがやっかいです。せめてシミュレーションして覚悟だけは定めたい
by kerokotan
| 2015-01-31 09:39
| 際、接縁